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ペットと暮らしている人が災害に備えてできる5つのこと

こんにちは!主任と申します。

みなさんは台風や地震、火災発生時などに備えてされていることはありますか?

近頃は地球温暖化に伴って台風の大型化や南海トラフ地震の危険性が高まっていますよね。

私は保護猫のルーくんと暮らしていることもあり、災害発生時は自分のことだけでなくルーくんのことも考えて行動していかなければなりません。

そこで今回は、

猫などのペットと暮らしている方が災害を見越して今からできることについて書いていきたいと思います。

災害時を見越して何をしておけばいいかわからないという方々の参考になれば嬉しいです!

ペットと暮らしている人が災害に備えてできる5つのこと

環境省はペットの災害対策をガイドラインにまとめています。

環境省「ペットの災害対策」

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html

このガイドライン内ではこれまでの災害で実際にあったペットに関する問題として以下を上げています。

災害時には、

・家屋の倒壊や倒れた家具によりペットが逃げられず死亡した
・床一面にガラスが飛散し、人もペットも足に怪我を負った
・外飼い猫のため、被災当日から自宅に戻らず同行避難できなかった
・ペットの受入れ可能な避難所がどこにあるのかわからなかった

避難先では、

・避難してしばらく、人の支援物資はあるが、ペットフードの支援はなかった
・避難所で犬が吠えて迷惑をかけるため、やむを得ず車中での避難になった
・糞の放置や毛の飛散などが原因で他の避難者とトラブルとなった
・救援物資のペットフードを食べなくて困った
・避難所にペットとともに避難したが、特定食(治療食等)の入手に苦労した
・犬がケージになれていないため、過度なストレスを与えてしまった
・犬がペットシーツに排尿、排便せず、苦労した
・他人や他の場所、他の動物に慣れないため、どこにも預けることができず苦労した
・感染症の予防接種をしていないペットが多くいたので感染が心配だった

出典:『災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>』(環境省ホームページ)

私自身ルーくん(保護猫)と暮らし始めてから、被災した経験がなく、実際どのような問題があるのか知らないことが多々あるため、今回はこの環境省が上げている問題に対して今から取り組めそうだと感じたことを5つ書いていきたいと思います。

1. ハードタイプのキャリーバッグを準備しておく

「家屋の倒壊や倒れた家具によりペットが逃げられず死亡した」

「床一面にガラスが飛散し、人もペットも足に怪我を負った」

という問題に対して、今からすぐにでもできそうだと思ったことは、「ハードタイプのキャリーバッグを準備しておく」ということです。

キャリーバッグには素材が大きく2つに分類されます。

1つ目は布のような柔らかい素材でできたソフトタイプのもの。

そして、2つ目はプラスチックなどの固い素材でできたハードタイプのものです。

ソフトタイプのものは軽くて持ち運びがしやすいですが、耐久性に乏しいことが多いため、被災時に家具などが倒れてきた際は耐えきれない可能性が高いです。

逆にハードタイプのものはソフトタイプのものよりも重くて持ち運びがしづらい傾向にありますが、耐久性が高く、被災時にペットを守ってくれる可能性が高いと考えられます。

また、被災時にペットがキャリーバッグにすんなり入ってくれないことも多いようなので、日頃からハードタイプのものにも慣れさせておいた方がいいかもしれません。

我が家でもハードタイプのキャリーバッグを購入していて、部屋に常時置くようにしています。

今はソフトタイプのキャリーバッグしか持っていないという方はハードタイプの購入も被災時を考えて準備しておいた方がいいかもしれません。

ハードタイプでリュックとして使えるものがあるようで、避難する際手提げのものよりも両手が使えてとても良いと感じました。

2. 避難場所を把握しておく

「ペットの受入れ可能な避難所がどこにあるのかわからなかった」

という問題に対しては、「避難場所を把握しておく」ということができると思います。

環境省はペットを飼っている方に対して「同行避難(ペットと一緒に避難場所へ避難すること)」を呼びかけています。

ただ、いざ災害が発生してからペットを連れて避難しようと思っても、全ての避難場所がペットを受け入れられるとは限らないようです。

そこで、役立ちそうだと感じたサイトがあったのでご紹介します。

うちトコ動物避難所マップ

https://uchitoko.jp

このサイトではペットがいても安心して避難ができるよう、全国の事業者が協力しあい動物避難所を登録しており、被災時にペットを受け入れてくれるところが検索できるようになっています。

私が住む鳥取県でも猫を受け入れてくれる避難所は2件ありました。

自分が住む地域に動物避難所があるということを知っておくだけでも被災時に慌てなくても済むかもしれません。

3. 普段ペットが食べて慣れているごはんをストックしておく

「避難してしばらく、人の支援物資はあるが、ペットフードの支援はなかった」

「救援物資のペットフードを食べなくて困った」

「避難所にペットとともに避難したが、特定食(治療食等)の入手に苦労した」

という問題が避難後にはあるようなので、「普段ペットが食べて慣れているごはんをストックしておく」ということも大切だと思います。

環境省のガイドラインによると最低でも5日、できれば7日以上を非常時に備えて準備しておいたほうがいいとのことです。

人の非常食と一緒にペットの非常食も備えるようにしておきましょう。

また、「糞の放置や毛の飛散などが原因で他の避難者とトラブルとなった」という問題もあるようなので、非常食だけでなく、排泄物の処理用具やトイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂もしくは使用済み猫砂の一部)も準備しておいたほうが良さそうです。

4. ペットを自分以外の人に慣れさせておく

「避難所で犬が吠えて迷惑をかけるため、やむを得ず車中での避難になった」

「犬がペットシーツに排尿、排便せず、苦労した」

「他人や他の場所、他の動物に慣れないため、どこにも預けることができず苦労した」

という問題に対しては、「ペットを自分以外の人に慣れさせておく」ということも大事なのかと思います。

災害という非常時のため、ペットたちも普段と全く同じ行動ができるというわけではないと思いますが、日頃から自分以外の人にも関わらせておくことで、避難所での生活も少しはハードルが低く感じられるかもしれません。

また、自分以外の人と関わりを持つことで、緊急時の預け先を確保できるかもしれません。

5. ペットに予防接種を受けさせておく

「感染症の予防接種をしていないペットが多くいたので感染が心配だった」

という感染症を気にする声もあるようでしたので、「ペットに予防接種を受けさせておく」ということも大切だと思います。

ペットが犬の場合は「狂犬病予防接種」は必ず年1回、猫などの場合も混合ワクチン(3種、5種)を受けさせておくことで感染症の予防になります。

我が家のルーくんも毎年混合ワクチンを受けています。

また、予防接種だけでなく、日頃からペットの身体を清潔に保っておくことでダニやノミ等の寄生虫を予防、駆除することができます。

自分のペットのことだけでなく、避難所に避難される他の方々、ペット達のことも考えて日頃から行動しておいたほうがいいかもしれません。

まとめ

災害はいつやってくるか分からないもので、災害への関心が薄れてきた時に突然やってくるものだと思います。

台風や地震が多いこのタイミングで被災した場合のことを想像してできることから少しづつ始めていったほうがいいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

他にも記事を書いていますので、そちらも見ていただけると嬉しいです!

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主任と申します!本業である建設コンサルタントの仕事をしつつ、サイト「ReStudy」の運営をしています。今まで培った知識をもとに資格試験の解説記事などを製作しています。 Xでは我が家の癒しであるルーくん(猫)の投稿ばかりしています。

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