2025.11.13 資格試験 【演習問題】令和3年度 地質調査技士資格検定試験「現場技術・管理部門」 主任 こんにちは!主任と申します 令和3年度 地質調査技士資格検定試験「現場技術・管理部門」の演習問題を作成しました 試験本番と同じように問題を選択式でひたすら解いていく形になっています 各問題の解説については下記の解説記事をご覧ください あわせて読みたい地質調査技士 過去問回答&解説一覧 試験の合格基準である70問以上の正解を目指して頑張っていきましょう! 0 投票, 0 平均 1 令和3年度(2021年度) 地質調査技士資格検定試験「現場技術・管理部門」 令和3年度(2021年度)試験問題(全100問)になります。 正解だと思う選択肢を選んでください。 合格基準は70%以上です。 準備が整ったら「開始」ボタンをクリック! 1 / 100 問1.次は,地質調査技士資格について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地質調査業者登録規程の現場管理者の資格として認められている。 (2) 5年毎に登録更新の手続きが必要である。 (3) 地質調査業務発注の資格要件として多くの公的発注機関が活用している。 (4) 国土交通大臣認定資格である。 2 / 100 問2.次は,地質調査技士の行動指針を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 法令等の遵守 (2) 業界への説明責任 (3) 技術の向上 (4) 秘匿事項の保護 3 / 100 問3.次は,「河川法」における河川保全区域について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 河川管理者は,河川保全区域を指定するときは,国土交通省令で定めるところにより,その旨を公示しなければならない。 (2) 河川保全区域の指定は,当該河岸又は河川管理施設を保全するため必要な最小限度の区域に限ってするものとする。 (3) 河川管理者は,河岸又は河川管理施設を保全するため必要があると認めるときは,河川区域に隣接する一定の区域を河川保全区域として指定することができる。 (4) 河川管理者は,河川保全区域を指定しようとするときは,あらかじめ,国土交通大臣の意見をきかなければならない。 4 / 100 問4.次は,令和2年4月から施行された公共土木設計業務等標準委託契約約款について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 制定以来約120年ぶりに債権関係の規定が改正された民法や国内外の契約状況を踏まえ,必要な改正が行われた。 (2) 受注者が有する登録意匠を設計等に用いる場合,意匠の実施を有償で承諾する。 (3) 契約不適合の責任期間は,原則として2年または3年となった。 (4) 「瑕疵」という用語が「契約不適合」に置き換えられた。 5 / 100 問5. 次は,「国土地盤情報データベース」について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 受注者は,仕様書等で定められた場合には,成果となる地盤情報を第三者機関による検定を受けた上で,「国土地盤情報データベース」に登録しなければならない。 (2) 検定および登録の対象となる地盤情報は,「ボーリング柱状図」と「土質試験結果一覧表」である。 (3) 検定および登録に要する費用は,原則として受注者が負担することになっている。 (4) 一般財団法人国土地盤情報センターは,国土交通省から第三者機関として認定されており,検定料金はボーリング1本あたりの金額が定められている。 6 / 100 問6. 次は,第五次環境基本計画における分野横断的な重点戦略を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 国土のストックとしての価値の向上 (2) 災害に強い安全な国土づくり,危機管理に備えた体制の推進 (3) 健康で心豊かな暮らしの実現 (4) 持続可能性を支える技術の開発・普及 7 / 100 問7. 次は,廃棄物処理について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) ベントナイト泥水は産業廃棄物である。 (2) 産業廃棄物処理業を営むためには,市町村長の許可が必要である。 (3) 排出事業者が産業廃棄物を自ら処理する場合,産業廃棄物管理票(マニフェスト)の交付は不要である。 (4) 廃棄物処理法には罰則が定められており,国籍,性別,年齢を問わず国内にいるすべての人が対象となる。 8 / 100 問8.次は,ISO9001:2015(品質マネジメントシステム)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 業種および形態,規模,提供する製品を問わず,あらゆる組織に適用できる。 (2) 一貫した製品・サービスの提供と顧客満足度の向上を意図している。 (3) 業務上のリスク管理が含まれる。 (4) この規格で要求される文書類は,この規格の箇条の構造と一致させる必要がある。 9 / 100 問9.次は,大深度地下利用の大深度地下使用法について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 対象は,人口の集中度等を勘案して政令で定める地域である。 (2) 対象は,道路,河川,電気,ガス,上下水道等の公共の利益となる事業である。 (3) 土地所有者等は具体的な損失があっても補償を請求できない。 (4) 深さの基準は,地下40m以深または支持地盤上面から10m以深のうちいずれか深い方である。 10 / 100 問10.次は,地質調査業者登録規定について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地質調査業者の登録がなければ,地質調査業の営業を行うことができない。 (2) 地質調査業者登録を受けた者は,毎事業年度経過後4か月以内に,現況報告書を国土交通大臣に提出しなければならない。 (3) 地質調査業者登録の有効期間は5年間であり,継続する場合は満了の日の90日前から30日前までの間に更新申請が必要である。 (4) 地質調査業者登録の現場管理者と建設コンサルタント登録の技術管理者は,兼任することができない。 11 / 100 問11. 次は,令和元年に改正された公共工事の品質確保の促進に関する法律について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 測量,地質調査その他の調査及び設計が本法律の対象として位置付けられた。 (2) 情報通信技術を活用したテレワーク等による感染症対策の推進が規定された。 (3) 業務の実施時期の平準化のための債務負担行為・繰越明許費の活用が示された。 (4) 災害時の緊急対応の充実強化が図られた。 12 / 100 問12.次は,国土交通省におけるプロポーザル方式の対象となる地質調査業務を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) ボーリング調査 (2) 地質リスク調査検討 (3) 軟弱地盤調査・検討 (4) トンネル変状調査・解析 13 / 100 問13. 次は,仕様書に関する事項について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 共通仕様書と特記仕様書において,同じ作業の指示内容が異なる場合は,共通仕様書を優先する。 (2) 共通仕様書は発注業務特有の事項を記載したものであり,特記仕様書は発注者毎に定められている業務に共通して適用されるものである。 (3) 共通仕様書と特記仕様書において,同じ作業の指示内容が異なる場合は,受注者は発注者に確認しなければならない。 (4) 共通仕様書および数量総括表に記載された事項は特記仕様書に優先する。 14 / 100 問14. 次は,TECRIS(テクリス)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) TECRIS システムへの登録は,発注機関の仕様書等により登録を義務付ける旨の定めがある業務のみ可能であり,受注者による任意登録は認められていない。 (2) 登録は,原則として業務受注時,業務内容変更時(請負金額変更などが行われた時),および業務完了時に行う。 (3) 登録に際しては,発注機関担当者が内容を確認して署名した「登録のための確認のお願い」を JACIC に提出しなければならない。 (4) 業務完了時の登録では,業務実績データとして業務キーワードを最大 10 個登録することができる。 15 / 100 問15. 次は,公共土木設計業務等標準委託契約約款における契約不適合責任について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 発注者は,成果物が品質に関して契約の内容に適合しないものであるときは,受注者に履行の追完を請求できる。 (2) 発注者は,受注者がこの契約の成果物を完成させることが出来ないことが明らかなときは,直ちにこの契約を解除する事ができる。 (3) 発注者は,成果物の引渡しの際に契約不適合があることを知ったときは,直ちに受注者に通知しなければ,当該契約不適合に関する請求等はできない。 (4) 発注者の指示により生じた成果物の契約不適合の場合であっても,受注者に当該契約不適合に関する請求等をする事ができる。 16 / 100 問16. 次は,公共土木設計業務等標準委託契約約款について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 受注者は,成果物が著作物に該当する場合において,発注者が当該著作物の利用目的の実現のためにその内容を改変する場合には改変に同意する。 (2) 受注者は,業務の全部を一括して,または発注者が設計図書において指定した主たる部分を第三者に委任し,または請負させることはできない。 (3) 受注者は,地元関係者との交渉等に関して生じた費用を負担しなければならない。 (4) 受注者が,調査のために第三者が所有する土地に立ち入る場合において,当該土地の所有者等の承諾が必要なときは,発注者がその承諾を得る。 17 / 100 問17.次は,地質構造を示す概念図とその名称を組合せたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 18 / 100 問18.次は,表層部に粗砂や礫などの粗粒堆積物が分布すると想定される地形を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 海岸砂丘 (2) 河岸段丘 (3) 扇状地 (4) 自然堤防 19 / 100 問19. 次は,堆積岩の名称を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 礫岩 (2) 頁岩 (3) 片麻岩 (4) 凝灰岩 20 / 100 問20. 次は,測量の基本事項について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 平面直角座標系では,座標系原点において真北に向う値がX軸の正,真東に向う値がY軸の正となっている。 (2) 日本では,東京湾の中等潮位(平均海面:T.P.)が標高の基準であり,日本水準原点の値を用いることになっている。 (3) 現在使用されている日本水準原点の標高値は,昭和 24 年の測量法施行令制定により定められた値である。 (4) 日本国内でGNSS測量を行う場合には,ITRF座標系GRS80楕円体を用いるよう定められている。 21 / 100 問21. 次は,近年の測量技術で使用されている用語を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) UAV (2) ECU (3) GNSS (4) GEONET 22 / 100 問22. 次は,一般的な建築物を建設する場合に必要な検討項目と地盤情報を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地山の締固め特性 (2) 即時沈下量 (3) 地盤の支持力 (4) 圧密沈下量 23 / 100 問23. 次は,トンネル掘削上留意すべき特殊な地山とされる膨張性地山において,把握しておくべき調査項目を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 土被り (2) 圧密特性 (3) 変形係数などの変形特性 (4) スレーキング特性 24 / 100 問24. 次は,土砂災害の種類とその特徴を示したものである。不適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 25 / 100 問25. 次は,平成28年5月に閣議決定した「地球温暖化対策計画」における国土交通省の取組みを示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 建設機械からのCO2排出量の削減 (2) 住宅の省エネ化 (3) 公共交通機関の利用促進 (4) 公共工事の発注削減 26 / 100 問26. 次は,締固め特性について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 泥岩・凝灰岩などのスレーキングによる沈下が問題となる脆弱岩においては,締固め度の管理基準を用いる。 (2) 分級された砂の締固め曲線は,場合によっては最大乾燥密度と思われる山が二つ現れることがある。 (3) 土粒子が破砕しやすい場合は,繰返し法で行なうと非繰返し法に比べて乾燥密度が高くなる。 (4) 礫補正の一般的な方法は,現場では礫が混入したまま土の密度を測定し,室内突固め試験結果と比較する方法である。 27 / 100 問27. 次は,地すべりの「誘因」を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 斜面の切土 (2) 流れ盤 (3) 地震動 (4) 融雪 28 / 100 問28. 次は,BIM(Building Information Modeling,Management)/CIM(Coustruction Information Modeling,Management)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) BIM/CIM とは,計画・調査・設計段階から 3 次元モデルを導入し,その後の施工・維持管理の各段階においても,3 次元モデルの情報を充実させながらこれを活用することである。 (2) BIM/CIM で使用するモデルは,対象とする構造物等の形状を 3 次元で表現した 3 次元モデルと属性情報を組み合わせたものである。 (3) 設計段階では,3次元モデルによる計画内容の説明を行うことにより関係者の理解が促進され,合意形成が迅速化できる。 (4) BIM/CIM は,施工手順の確認や工程管理,資材・機材調達が効率化されるが,安全管理の向上には対応できない。 29 / 100 問29. 次は,ボーリングツールスの機能などについて述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) ドライブパイプは,肉厚が厚く丈夫なものであり,先端にシューを接続して機械で回転させながら挿入する。 (2) コアチューブカップリングは,ロットカップリングとコアチューブを接続する用具である。 (3) マッドチューブは,カッティングスを採取するパイプであり,コアチューブの上部に取り付ける。 (4) コアリフタは,コアシェルやコアリフタケースに内蔵され,コアを切断するとともに脱落を防ぐ器具である。 30 / 100 問30. 次は,作業計画を立てるために必要な確認および推定事項と,該当する作業計画を示したものである。空欄A~Dに当てはまる語句の適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 31 / 100 問31. 下表は,単管足場を使用した調査ボーリングにおける機材の解体・撤去時の主な作業項目について,一般的な作業順序を示したものである。適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 32 / 100 問32. 次は,砂礫層の掘進について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 礫径が小さいほど掘進は容易 (2) 礫層中の地下水の流動性が高いほど掘進は容易 (3) 礫質が硬質なほど掘進は困難 (4) 礫の含有率が低いほど掘進は容易 33 / 100 問33. 下表は,メタルビットによる軟弱層のコア採取にあたり,コアバレルの種類と掘削方法を示したものである。適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 34 / 100 問34. 次は,掘進中に回転トルクが低下したことにより推察される孔内状況の変化について示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 孔壁の崩壊 (2) コア詰り (3) ロッドの切断 (4) コアバレルの切断 35 / 100 問35. 次は,地中への電気式間隙水圧計設置を目的としたボーリングについて述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地盤の硬軟に応じて,埋め戻す方式と地盤に押し込む方式とを使い分ける。 (2) 設置の直前に孔底のカッティングスをできるだけ排除する。 (3) 埋め戻す方式では,フィルタ材投入後にベントナイトなどのシール材を用いる。 (4) 観測期間終了後,設置計器の回収が義務付けられている。 36 / 100 問36. 次は,ボーリング孔の埋戻しについて述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 埋戻しの材料は規格・基準によりセメント(モルタル)と定められており,現地発生土や市販の砂を使用してはならない。 (2) 孔底近くまで降下させたロッドを通じて,ポンプにてセメントスラリーを注入する。 (3) 孔口付近まで充填したセメントスラリーが時間の経過により沈降した場合は,沈降が収まった段階でセメントスラリーを補充する。 (4) 道路交通規制下にあるコンクリート舗装孔口部の復旧材料として,速硬性無収縮モルタルが使用されている。 37 / 100 問37. 次は,基準化されたサンプリング法と適用地盤の関係について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 固定ピストン式シンウォールサンプラー(JGS 1221-2012)は,砂礫地盤に適している。 (2) ロータリー式二重管サンプラー(JGS 1222-2012)は,砂質土地盤に適用可能である。 (3) ロータリー式三重管サンプラー(JGS 1223-2012)は,岩盤に適用可能である。 (4) ブロックサンプリング(JGS 1231-2012)は,粘性土地盤に適している。 38 / 100 問38.次は,サンプリングについて述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 固定ピストン式シンウォールサンプラーの試料採取長さは,90cm以下とする。 (2) ロータリー式二重管サンプラーの適用地盤は,N=0~3の粘性土である。 (3) ロータリー式三重管サンプラーのシューは,地盤の状態に応じて突出長さを調整する。 (4) ブロックサンプリングの方法は,切出し式と押切り式がある。 39 / 100 問39. 次は,標準貫入試験(JIS A 1219:2013)における試験孔掘削の際の留意点について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 掘削孔径は,直径 65~200mm とする。 (2) 掘削中は,過剰な送水等により試験域の乱れを生じないよう注意する。 (3) 試験孔は,孔曲りしないよう注意する。 (4) 試験孔は,できるだけ孔壁の崩壊やはらみ出しがない状態に仕上げる。 40 / 100 問40.次は,地盤の指標値を求めるためのプレッシャーメータ試験方法(JGS 1531-2012)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 試験孔の孔壁が,滑らかで自立する地盤を対象とする。 (2) 試験前およびゴムチューブを交換した際には,ゴムチューブの張力補正を行う。 (3) 削孔した試験孔は,放置せず速やかに試験を開始する。 (4) 地盤の変形係数,極限圧力および間隙水圧を求める試験である 41 / 100 問41. 次は,地盤の平板載荷試験方法(JGS 1521-2012)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 試験地盤面となる岩盤表面は著しい凹凸がないように平らに仕上げる。 (2) 試験では最初に予備荷重による載荷を行う。 (3) 載荷および除荷する速度は,硬岩,軟岩ともに0.5MN/m2/minを標準とする。 (4) 岩盤を対象とした場合の荷重の保持時間は5分程度とする。 42 / 100 問42. 次は,スクリューウエイト貫入試験方法(JIS A 1221:2020)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 戸建住宅など,小規模構造物の支持力特性を把握する調査方法として用いられる。 (2) 回転による貫入と間隙水圧測定とを併用した原位置試験である。 (3) 回転による貫入は,0.25 cmの貫入ごとに半回転数を測定する。 (4) 試験中の貫入状況および砂音,れき音などを記事欄に記録する。 ※(3)も正解です。プログラムの関係上、正解が一つしか選択できないため、(3)を選択した場合「不正解」になってしまいます。申し訳ありません。 ※(3)も正解です。プログラムの関係上、正解が一つしか選択できないため、(3)を選択した場合「不正解」になってしまいます。申し訳ありません。 43 / 100 問43. 次は,間隙水圧測定の種類と特徴について述べたものである。空欄A~Dに当てはまる語句の適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 間隙水圧の短期的な測定を実施する場合,砂層に対しては A の B が,粘土層に対しては C の D が用いられることが多い。 (1) (2) (3) (4) 44 / 100 問44. 次は,単孔を利用した透水試験方法(JGS 1314-2012)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 試験方法は,非定常法と定常法がある。 (2) 非定常法は,揚水あるいは注水により,孔内水位を一定に保つための流量を測定する方法である。 (3) 定常法は,非定常法による試験が困難な透水性の高い地盤に適している。 (4) 試験区間は,清水により洗浄を行い,洗浄後は速やかに試験を開始する。 45 / 100 問45. 次は,地盤材料の工学的分類方法(JGS 0051-2020)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地盤材料を分類するためには,土の含水比試験を行う。 (2) 地盤材料の分類は大分類,中分類,小分類とし,目的に応じた分類段階まで行う。 (3) 粗粒土の小分類は,主に土質材料の粒度組成により行う。 (4) 細粒土の中分類,小分類は,主に観察と塑性図,液性限界の値を用いて行う。 46 / 100 問46. 次は,粗粒土の工学的分類体系について示したものである。中分類の砂れき{GS}の分類として,適切なもの一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) れき分>砂分,細粒分<15%,15%≦砂分 (2) れき分>砂分,細粒分≧15%,15%≦砂分 (3) れき分≦砂分,細粒分<15%,15%≦れき分 (4) れき分≦砂分,細粒分≧15%,15%>れき分 47 / 100 問47. 次は,堆積岩について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 層状に重なり合った構成粒子の配列を層理という。 (2) 物質が溶解またはコロイド状態で水により運ばれて堆積した岩石を水成砕屑岩という。 (3) 生物の遺骸が堆積してできた岩石を有機的堆積岩という。 (4) 風の作用で運搬され堆積してできた岩石を風成岩という。 48 / 100 問48. 次は,岩の判別分類を意識したスレーキング特性について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 乾湿繰返しにより形態を変化させて岩片あるいは土状になる現象である。 (2) 膨潤性粘土鉱物の含有量が少ない場合に生じる。 (3) 堆積性軟岩や熱水変質岩で生じやすい。 (4) 掘削によって大気や日射に曝されると生じやすい。 49 / 100 問49. 次は,風化について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~ (4))で示せ。 (1) 風化とは,地表近くで空気,水,生物の作用により,岩の性質が変化する現象である。 (2) 物理的風化は温度変化(凍結・融解),湿度変化などにより組織が破壊する現象である。 (3) 化学的風化は水和,炭酸塩化,酸化,溶解などが生じ,再結合・粘土化する現象である。 (4) 石灰岩の風化により赤色のラテライトが生成する。 50 / 100 問50. 下表は,挟み層の状態を示したものである。表現名と挟み層の状態の組合せとして,不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 51 / 100 問51. 下表は,N値と砂の相対密度の関係をもとに,実測N値に対応する相対密度を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 52 / 100 問52. 次は,現場で土の観察事項を記入する際の留意事項について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 粘土またはシルトの観察は,砂分がどの程度混入しているかに着目する。 (2) 粒度分布が良い土とは,ある限られた範囲に粒径が集中する土である。 (3) 礫間の充填物であるマトリックスの観察は,砂分,細粒分がどの程度混入しているかに着目する。 (4) 容易に割ることができる礫の観察は,風化の度合いに着目する。 53 / 100 問53. 下表は,土質試験装置とその特徴を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 54 / 100 問54.下表は,物理試験とその内容について示したものある。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 55 / 100 問55. 次は,砂の最小密度・最大密度試験(JIS A 1224:2020)についての計算式を表したものである。計算式が表す内容として,不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 Dr = ρdmax(ρd-ρdmin)/ρd(ρdmax-ρdmin) (1) Drとは相対密度を表している。 (2) ρdとは土粒子の密度を表している。 (3) ρdminとは最小密度試験による乾燥密度を表している。 (4) ρdmaxとは最大密度試験による乾燥密度を表している。 56 / 100 問56. 次は,室内CBR試験(JIS A1211:2020)について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 修正CBRにおける突き固めは,1層25,42,92回について各々3層おこない供試体を作製する。 (2) 吸水膨張試験では,供試体を7日間水浸させ,その間の変位量を測定する。 (3) 荷重強さは,先端角60°の円錐形貫入ピストンを供試体に貫入し,貫入量2.5mmにおける荷重強さを用いる。 (4) 修正CBRを求めるための試料の含水比は,締固め試験E法で求めた最適含水比を用いる。 57 / 100 問57. 次は,岩石の圧裂引張り試験方法(JGS 2551-2020)について述べたものである。適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 供試体の形状は,直四角柱とする。 (2) 供試体の長さは,直径の0.5~1.0倍を標準とする。 (3) 供試体の両端面を引っ張って破壊荷重を求める。 (4) 試験結果は,破壊時の間隙水圧ufを報告する。 58 / 100 問58. 次は,岩石のスレーキング試験方法(JGS 2124-2020)および岩石の促進スレーキング試験方法(JGS 2125-2020)について述べたものである。適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 岩石の促進スレーキング試験は,岩石のスレーキング試験よりも短時間で試験を終了することができる。 (2) 岩石のスレーキング試験および岩石の促進スレーキング試験は,炉乾燥後の供試体を水浸させた際の形状変化を観察し,スレーキング区分を報告する。 (3) スレーキング区分はA~Dの4段階である。 (4) 水浸前の炉乾燥温度は,岩石のスレーキング試験が40°C±5°Cであるのに対し,岩石の促進スレーキング試験は 110°C±5°Cである。 59 / 100 問59. 次は,盛土材料の検討に必要な試験法を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) コンクリートの中性化深さ試験(JIS A 1152:2018) (2) 土の粒度試験(JIS A 1204:2020) (3) 突固めによる土の締固め試験(JIS A 1210:2020) (4) 土粒子の密度試験(JIS A 1202:2020) 60 / 100 問60. 下図は,比抵抗法電気探査における代表的な電極配置図と電極配置名を示したものである。電極配置係数の適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。なお,電極配置係数 G は式(A)による。 (1) (2) (3) (4) 61 / 100 問61. 次は,地中レーダ探査で使用される用語について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 導電率:電流の流れ易さ。単位はΩ・m(Ω;オーム)。 (2) 誘電率:誘電体における分極の生じ難さ。単位はF/m(F;ファラデー)。空気の誘電率に対する比を「比誘電率」という。 (3) 分極:電界中に置かれた物質に正負の電荷が現れること。 (4) 中心周波数:周波数帯域の中央となる周波数。中心周波数が高いとパルス波の波長は長く,分解能が高い記録が得られる。 62 / 100 問62. 次は,1m深地温探査について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地下水の流動,地すべりや温泉脈の調査に適用される。 (2) 測線は,想定される地下水脈等を横切る位置とする。 (3) 穿孔は,深度1.5m以上とし,温度センサーを深度1.0mに挿入する。 (4) 測定温度は,温度センサーを挿入し10分後に測定時刻とともに記録する。 63 / 100 問63. 次は,探査・検層や試験のうち,地盤工学会基準で制定されている方法を示したものである。不適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地盤の屈折法弾性波探査方法 (2) 地盤の弾性波速度検層方法 (3) 地盤の電気検層方法 (4) RI 計器による土の密度試験方法 64 / 100 問64. 次は,ボーリング孔内で行う弾性波(または音波)を利用した測定方法について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) マイクロ検層は,孔壁周辺の微細な弾性波速度を把握する方法である。 (2) ソニック(音波)検層は,VSP 探査と呼ばれることもある。 (3) ダウンホール法は,孔内起振-孔内受振で測定される方法である。 (4) VSP 探査では,初動だけでなく波形全体を記録することが重要である。 65 / 100 問65.次は,電気検層における見掛け比抵抗曲線の特徴について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 孔内水と地下水の違いなどの理由で,電極間隔で見かけ比抵抗が異なる場合がある。 (2) 亀裂が多いあるいは風化が進んだ岩盤は,見掛け比抵抗が高い。 (3) 見掛け比抵抗の値は,孔内の温度の影響を受ける。 (4) 土質や岩相・間隙率などの違いにより,電極間隔で見かけ比抵抗が異なる場合がある。 66 / 100 問66. 次は,放射能検層に適用される手法を示したものである。不適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 中性子検層 (2) 密度検層 (3) 同位体検層 (4) 自然放射能検層 67 / 100 問67. 次は,屈折法地震探査(弾性波探査)について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地層の硬軟,割れ目の程度,風化変質帯などの分布状況との関連付けが可能である。 (2) 起振点から発し,地層境界で反射してくる弾性波を使って解析する。 (3) 探査測線は,曲線とするのが原則である。 (4) 幅の狭い断層破砕帯でも確実に検出可能である。 68 / 100 問68.次は,微動アレイ探査について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 表面波成分を利用して,地下のS波速度構造を推定する。 (2) 地表は平坦で,地下は概ね水平成層構造であることを前提とする。 (3) 測定点の配置は,円の中心1点と円周上に等間隔で3点の受振器を置く正三角形アレイが一般的である。 (4) 探査深度については,アレイの形状や大きさにかかわらず一定である。 69 / 100 問69. 下表は,設計・施工に関わる検討内容とそれに対する調査内容の組合わせを示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 70 / 100 問70. 次は,コアの観察結果とその解釈について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 浅い深度で割れ目に沿って黄褐色の粘土が挟まっていたので,断層粘土と判断した。 (2) φ66 のコアボーリングで 30cm の長さの礫が採取されたので,礫径 30cm と記述した。 (3) スライム状のコアがコア箱に収まっていたので,その範囲を断層と判断した。 (4) 割れ目沿いに流入粘土が挟まっていたので,開口亀裂の可能性を疑った。 71 / 100 問71. 次は,岩盤ボーリングにおける作業時の行為について述べたものである。のちの孔内計測や設計・施工に与える影響を踏まえ,適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) コアが出にくかったので,コアチューブをハンマーで強く叩いて取り出した。 (2) コアチューブを宙吊りにし,スリーブごと撓んだ状態でコアを取り出した。 (3) コアが長かったので,電動カッターで切断してコア箱に収めた。 (4) コアの採取率が低かったので,余掘りして補った。 72 / 100 問72. 下表は,観測井戸の仕上がり具合が観測・分析結果に与える影響について示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 73 / 100 問73. 次は,圧密試験および圧密現象について述べたものである。不適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 圧密とは,細粒分を主体とした透水性の低い地盤が荷重を受け,間隙水を徐々に排水して密度が増加する現象をいう。 (2) 圧縮指数Ccは,圧密速度を表現する圧密定数である。 (3) 過圧密とは,現在受けている圧密圧力が,その土の圧密降伏応力pcよりも低い状態をいう。 (4) 圧縮曲線は,間隙比 e または体積比 f を縦軸(算術目盛)に,圧密圧力 p を横軸(対数目盛)にとって描画する。 74 / 100 問74. 次は,サンプリング試料が乱れている場合の力学試験結果の傾向について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 繰返し非排水三軸試験において,液状化抵抗比は小さくなる。 (2) 一軸圧縮試験において,変形係数E50は大きくなる。 (3) 一軸圧縮試験において,破壊ひずみは小さくなる。 (4) 非圧密非排水三軸圧縮試験において,破壊ひずみは小さくなる。 75 / 100 問75. 次は,土の変形特性を求めるための繰返し三軸試験方法(JGS 0542-2020)について述べたものである。適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 ※(4)が示す図はこちら↓ (1) 繰返し軸載荷過程における測定項目は,荷重,軸変位およびB値である。 (2) 両振幅軸ひずみが5%に達した繰返し載荷回数と繰返し応力振幅比の関係から液状化強度比 RL20 を求める。 (3) 飽和試料の非排水試験の場合,等価ヤング率Eeqから等価せん断剛性率Geqへの換算は,Geq=Eeq/3 の関係を用いることができる。 (4) 履歴減衰率 h は下図のように履歴曲線の長軸の傾きから算出する。 76 / 100 問76. 下表は,弾性波動を利用する物理探査あるいは測定について述べたものである。空欄A~Dに当てはまる探査法の適切な組合せ一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 77 / 100 問77. 下図は、地表起振と孔内起振の条件と地盤の速度構造および走時曲線を示したものである。孔内起振(表層 10m+基盤層内 2m=深さ 12m に設定)による走時曲線の補正量として最も近いもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。なお、受振は水平な地表で行うものとし、地表起振点と発破孔は同一測線上にあるものとする。 (1) 10msec (2) 20msec (3) 30msec (4) 40msec 78 / 100 問78. 次は,河川堤防の維持管理に物理探査を適用する場合について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 堤体の不均質箇所の抽出のため二次元比抵抗探査を行う。 (2) 堤体の強度不足箇所の抽出のために表面波探査を行う。 (3) 堤防護岸や構造物周辺に存在する空洞箇所を抽出するために地中レーダ探査を行う。 (4) 浸透危険箇所の抽出のために表面波探査を行う。 79 / 100 問79. 次は,地すべりの安定解析について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) すべり面のせん断抵抗角は,逆算法によって求めることができる。 (2) 地すべり土塊の間隙水圧は,地下水位を採用することが多い。 (3) 地すべり土塊の分割数は,安全率に影響しないので,常に一定の分割数でよい。 (4) すべり面の粘着力は,地すべり土塊の層厚から推定値を求めることができる。 80 / 100 問80. 次は,有限要素法(Finite Element Method)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 地盤と構造物を,有限個の要素の集合体と考える。 (2) 地盤が複雑な形状をしていても適用できる。 (3) 物性の異なる部分がある場合でも適用できる。 (4) 解析の精度は,メッシュサイズに影響されない。 81 / 100 問81. 次は,圧密沈下について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 過圧密粘土は,圧密降伏応力Pcが現在の有効土被り圧より大きい。 (2) e-logp 曲線は,圧密沈下時間の計算に使用する。 (3) 圧密係数Cvが大きいほど圧密沈下時間が短い。 (4) 圧密層の層厚が厚く,排水距離が長いほど圧密沈下時間が長い。 82 / 100 問82. 次は,液状化対策工法とその代表的工法を示したものである。適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 83 / 100 問83.次は,道路防災カルテにおける点検対象項目のうち地すべりの安定度評点を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 既設対策工に関する評点 (2) 被災の履歴に関する評点 (3) 地震時の安定性に対する評点 (4) 要因に関する評点 84 / 100 問84. 次は,土留め開削工法の設計施工例について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 床掘り工事における矢板締切りの安定設計で,仮設グラウンドアンカーの設置を採用した。 (2) 土留め壁の変形に伴う周辺地盤の沈下抑制のため,各部材の結合を確実に行なうことと,プレロードをかける処置を採用した。 (3) N値3程度の粘性土地盤で施工途中のヒービング対策として,受動側の地盤改良工法を採用した。 (4) 市街地での砂質土地盤のボイリング対策として,グラベルドレーン工法を採用した。 85 / 100 問85. 次は,アスファルト舗装の検討で実施した試験を述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 路盤下から1mの深度までに分布する土を採取し,自然状態含水比のままCBR試験を実施した。 (2) 深度方向に3層の土層を確認したため,各層のCBR試験結果を棄却判定し,平均CBRを算出した。 (3) 舗装厚が同一である区間において,CBR平均値から標準偏差を引いた値を区間のCBRとして求め,最小値を設計 CBR として設定した。 (4) 設計CBRが7%であったため,地盤改良の検討を行った。 86 / 100 問86. 次は,粘性土地盤上の直接基礎を検討する場合の試験項目を示したものである。不適切なもの一つを選び記号(1)~(4)で示せ。 (1) 土の非圧密非排水(UU)三軸圧縮試験 (2) 土の圧密排水(CD)三軸圧縮試験 (3) 土の湿潤密度試験 (4) 土の圧密試験 87 / 100 問87. 下図は,盛土施工後1年が経過した地盤の地質調査結果を示したものである。管理上の留意点について不適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 粘性土層1は圧密未了状態であり,今後も沈下が継続する可能性がある。 (2) 粘性土層2は過圧密状態であり,圧密沈下はほぼ終息していると判断できる。 (3) 今後,嵩上げ盛土する場合,圧密沈下の検討は粘性土層1のみ考慮すればよい。 (4) 今後,地下水位が低下した場合,沈下量が増加する可能性がある。 88 / 100 問88.次は,物理探査において最適な探査結果を求めるために,データ処理解析時に留意すべき事項を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 初期モデルの妥当性 (2) 入力データの品質チェック (3) 探査機器のキャリブレーション (4) 収束判定基準の設定 89 / 100 問89.次は,地すべり面形状の把握を目的に実施した物理探査結果の解釈における留意事項について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 対象地域の地すべりの特性を既往資料などで把握しておく。 (2) ボーリングコアの性状と,その地点の物理探査結果を対比しておく。 (3) 物理探査による解析結果を優先的に採用する。 (4) 物理探査結果の解釈判断は,探査技術者と地質技術者が連携して行う。 90 / 100 問90. 次は,物理探査で得られる地盤の物性値を比較し大きい順に並べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 帯磁率:石灰岩 >新第三紀砂岩 > 花崗岩 > 玄武岩 (2) 密度:玄武岩 > 花崗岩 > 新第三紀砂岩 > ローム (3) P 波速度:未固結砂層 > 新第三紀堆積岩 > 火山岩 > 深成岩 (4) 比抵抗:粘性土層 > 未固結砂層 > 石灰岩 > 花崗岩 91 / 100 問91. 次は,労働安全衛生規則で定められている特別教育が必要な作業を示したものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 高さ5m未満の足場の組立て,解体または変更の作業 (2) 10kN以上の不整地運搬車運転 (3) 10KN以上の玉掛け (4) ガス溶接 92 / 100 問92. 次は, 海上での調査を行う場合に必要な手続きについて述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 水域占用許可は,その水域を所轄する港湾管理者や河川管理者に申請が必要である。 (2) 開発保全航路において水域の占用,土砂採取等を行おうとする場合は国土交通大臣の許可 を受けなければならない。 (3) 海上作業許可は海上保安庁・水上警察から受け,安全対策が重視される。 (4) 磁気探査は事前調査に位置づけられており,事前調査終了後,業務着手届を管理者に提出する。 93 / 100 問93. 次は,足場仮設の安全管理について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 高さ5m以上の足場の組立・解体には,作業主任者の選任が必要である。 (2) 作業員は作業開始前に足場の点検をする義務がある。 (3) 高さ2m以上の足場には,手すりの下 30~50 cmの位置に中さんを設ける必要がある。 (4) 高さ2m以上の足場には,高さ85cm以上の手すりを設ける。 ※(3)も正解です。プログラムの関係上、正解が一つしか選択できないため、(3)を選択した場合「不正解」になってしまいます。申し訳ありません。 ※(3)も正解です。プログラムの関係上、正解が一つしか選択できないため、(3)を選択した場合「不正解」になってしまいます。申し訳ありません。 94 / 100 問94. 下表は,現場作業の中止の判断基準について,各気象現象の判断基準と対応策をまとめた表である。対応策として不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 95 / 100 問95. 次は,国土交通省設計業務等標準積算基準に示された地質調査業務の積算構成に関する項目を示したものである。下図を参考に不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) ボーリング費は,直接調査費に含まれる。 (2) 日当宿泊費は,直接調査費に含まれる。 (3) 直接人件費の単価は,毎年公表されている。 (4) 解析等調査業務費は,解析,判定,工法選定等高度な技術力を要する業務費用である。 96 / 100 問96. 下表は,熱中症の重症度に応じた熱ストレス診断名とその主な原因について述べたものである。各診断名の症状として不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 熱疲労(熱ひはい)とは,体温が40°C以上に上昇し,めまい,頭痛,吐き気等の症状が出 ることである。 (2) 熱失神とは,暑さのせいで一瞬の「立ちくらみ」が起きることである。 (3) 熱けいれんとは,全身のけいれん発作ではなく「こむら返り」を起こすことである。 (4) 熱射病とは,体温が40°C以上に上昇し,体温調節不全,意識障害に至る状態を指す。 97 / 100 問97. 下表は,日本産業規格(JIS)に基づく室内試験と,そこで用いる水または薬品の組合せを示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) (2) (3) (4) 98 / 100 問98. 次は,地盤材料試験の方法と解説に基づき,地盤材料試験の検定を要する器具を示したものである。適切なものを一つ選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 土粒子の密度試験に用いるピクノメーター (2) 砂の最小密度・最大密度試験に用いる木づち (3) 土懸濁液の pH 試験に用いるビーカー (4) 土の一軸圧縮試験に用いるトリマー 99 / 100 問99. 次は,火薬類の譲受・消費許可申請(申請)を行う際の留意点について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 申請者は,火薬類取扱保安責任者でなければならない。 (2) 事前に火薬類消費場所の地権者の同意を得る必要がある。 (3) 火薬類の1日の消費量が25kgを超える場合には,火薬類取扱所を設置しなければならない。 (4) 火薬類の使用が終了したら,許可証を速やかに返納する。 100 / 100 問100. 次は,物理探査の現地作業に際する保安事項について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。 (1) 放射能探査では放射線を使用するため,放射線取扱主任者を事業所に配置しなければならない。 (2) 電磁探査や地中レーダでは電磁波が発生するため,事前に電波管理局への届け出を必要とする。 (3) 電気探査では,測定時に高い電圧を電極にかけることがあるので,感電事故防止に留意しなければならない。 (4) 路肩で手押し型の地中レーダ探査を実施する場合に限り,警察・道路管理者への道路使用許可申請は必要としない。 あなたのスコアはもしもこのページが気に入ったらシェアしてもらえると嬉しいです! 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