ブロガーであるヒトデさんの書籍『1万回生きたネコが教えてくれた幸せなFIRE』のご紹介です!
- FIREを達成すれば必ず幸せになれると思っている方
- 嫌な仕事を早く辞めてストレスフリーな生活を送りたいと考えている方
- 幸せになるために何をすべきか知りたい方 など
みなさんは「FIRE」という言葉をご存知ですか?
FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で「経済的自由を達成して、早期にリタイアする」という意味を持つ言葉です。
私も憧れはありますが正直自分には縁がない話だと思っていました…
(今回この書籍を読もうと思ったのも表紙の猫ちゃんに釣られて…笑)
でも、本書を読んでみて、
- 自分のFIREに対する考えの甘さ
- 努力の方向性を間違ってはいけないということ
などを気づかされました。
本書を読んで自分が気になった点や考えさせられた点等を以下に紹介します。
『1万回生きたネコが教えてくれた幸せなFIRE』
ヒトデさんとは?
まず本書の筆者であるヒトデさんについて簡単にご紹介したいと思います。
ヒトデさんとは、
- 1991年愛知県生まれ(自分と3歳差)
- 「hitodeblog」というサイトで初心者でもできるブログの始め方等を紹介されている(自分も頻繁に参考にさせてもらっています)
- ブログでの累計収益は5億円以上、、、(凄すぎて意味がわからない←褒め言葉です!)
そんなヒトデさんは20代でFIREを達成されていることから、本書に書かれていることも説得力ありありです。
毎月の積立投資だけでは努力とは言えない
自分も積み立てNISAで毎月自動積み立てを行なっていますが、それがずっと「努力」だと思っていました。
でも、改めて考えてみると自動積み立てなんて1度設定してしまえば放置すればいいだけ。
特に何もしていないのに「自分は毎月投資して頑張っている!」と甘い考えを持っていました。
また、失敗のリスクが低いインデックス投資であっても、元本割れする可能性もあるし、仮に利益が順調に出続けたとしてもFIREを達成できる金額になるのは定年近くになってから。
FIREを本気で達成しようと思ったら、投資だけではダメなんだと思い知らされました。
無駄になるかもしれない努力をするというリスク
リスクと聞くとお金を株や不動産などに投資するイメージがありましたが、本書では「無駄になるかもしれないけど、頑張ってみる」というリスクがあることを教えてくれました。
無駄になるかもしれないこととは、「自分ができないこと」。
自分ができないことに時間を割いても、仮に失敗しても失うのは時間だけ。
でも、もしうまくいけば大きくFIREに近づくことができる。
例えば、
- 今の仕事とは関係ない資格や自分の興味のある資格を取得する
- Webサイトを開設し、自分の知見や経験を公開する
などが考えられます。
自分としてはもし仮に失敗しても、挑戦した経験や知識は絶対に無駄にならないと思うし、どこかのタイミングで役立つ時が来ると思っています。
リスクはお金だけで取るのではなく、さまざまなことに挑戦し時間を割くというリスクもとっていきたいと思いました。
成果を出す人は圧倒的なハードワークをしている
FIREを目指し、達成している人の多くは本業と同じくらい副業などに時間を割き、努力しているということを痛感しました。
例えば、同じ資格取得を目指している「Aさん」と「Bさん」がいたとして、
- Aさん:1日に1時間、勉強に時間を割いている
- Bさん:1日に6時間、勉強に時間を割いている
どちらが取得できる確率が高いと思いますか?
勉強の質や勉強の仕方、能力の差によって結果は変わってくるかもしれませんが、多くの人がBさんと答えると思います。
副業などにも同じことが言えて、より時間を割いている人の方が圧倒的に成果を出しやすい。
単純なことではあるけれど、量をこなしていないと成果も付いてこないのだと改めて感じました。
僕たちは幸せになるために生きている
これも当たり前なことだと思われそうですが、実際に日々生活していると忘れがちなこと。
FIREを達成するという幸せになるための「手段」が「目的」に変わってしまってはダメです。
仮に目的になってしまうとどうなると思いますか?
達成した直後は日々の仕事から解放されて一時的な幸せを感じるかもしれません。
でも、達成者の多くは社会とのつながりを求めて再度仕事をするそうです。
仕事から解放されたくて目指したFIREだったのに最終的には仕事をするって意外ですよね。
FIREを達成したら幸せになるのではなく、自分が幸せになるためにはどうしたらいいかを考えたほうがよっぽど幸せになる可能性は高いんだと考えさせられました。
やりたい仕事、楽しいと思える仕事をする
先ほどお話したように、FIRE達成者の多くは最終的に仕事を再開する場合が多いそうです。
だったら、FIREするよりも「自分がしたい仕事」「楽しいと思える仕事」をした方がよほど幸せを掴む可能性は高いです。
自分が進んでしたいことが仕事であれば、誰よりも成果を出すのは早いでしょうし、多くの人に貢献ができます。
多くの人に貢献している人の元にはお金も集まってきますし、経済的自由に近づこともできます。
仮に「やりたいことがあるけれど、それを行うスキルがない」という場合は、そのスキルを身につける努力をしていけばOK。
誰しも最初は知識がない状態で物事を行うので恥ずかしいことでは全くありません。
自分に素直になって、興味のあることにはどんどん挑戦していこうと思えました。
おわりに
本書を読んで、FIRE達成者がどのようにして達成したのか、また達成後どういう気持ちになるのか、幸せになるために人は最終的に何を求めるのかを知ることができました。
- FIREを漠然と目指していて、達成すれば幸せな生活が待っている
- 嫌いな仕事は早く辞めて、ストレスフリーな生活を送りたい
など考えている方々に1度は読んでもらいたい、そんな本でした。
また、本書に出てくる主人公と猫とのやりとりもおもしろく、飽きずに読み進めることができたので、どなたが読んでも楽しめる1冊だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!