BIM/CIM
主任
0. まずここだけ覚える
- モデルの3要素:「3次元モデル」+「属性情報」+「参照資料」
→「3次元モデルのみ」は誤り - 参照資料 ≠ 属性情報:参照資料は従来の2次元図面等の機械判読できない補足資料。「3次元モデルに付与する部材情報」→ 属性情報の説明であり参照資料ではない
- 安全管理の向上にも対応できる(「対応できない」→ 誤り)
- 電子納品フォルダ名は「BIMCIM」(「ICON」→ 誤り)
1. 意味(一言でいうと)
計画・調査・設計から施工・維持管理まで3次元モデルを活用し続けることで、事業全体の効率化・品質向上を図る取り組み。
BIM(Building Information Modeling, Management)は主に建築分野、CIM(Construction Information Modeling, Management)は主に土木分野に適用される。国土交通省では令和5年度から原則すべての詳細設計業務でBIM/CIM活用を義務化している。
2. 出題パターンと重要ポイント
章別の出題傾向
| 章 | 出題数 | 主な出題テーマ |
|---|---|---|
| 第2章 | 4 | BIM/CIMモデルの構成・概念・効果 |
| 第1章 | 3 | 実施方針の動向・電子納品フォルダ名 |
※出題数=令和元年度試験〜令和7年度試験の6年間に出題された数
頻繁に問われるポイント・ひっかけ
【BIM/CIMモデルの構成要素】
| 要素 | 内容 | ひっかけ |
|---|---|---|
| 3次元モデル | 構造物の形状を3次元で表現 | 「これのみで構成」→ 誤り |
| 属性情報 | 部材の名称・形状・寸法・物性値・数量等 | 「参照資料の説明」として出題→ 誤り |
| 参照資料 | 2次元図面等の機械判読できない補足資料 | 「属性情報の説明」として出題→ 誤り |
【BIM/CIM の効果】
- 3次元モデルによる関係者への説明
→ 合意形成の迅速化(「迅速化できない」は誤り) - 施工手順・工程管理・資機材調達の効率化
- 安全管理の向上(「対応できない」は誤り)
- フロントローディング・コンカレントエンジニアリングの実現
【実施方針・電子納品】
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 電子データの格納フォルダ | 「BIMCIM」フォルダ(「ICON」→ 誤り) |
| 工事の義務項目 | 前段階で3次元モデルを作成していない場合は活用しなくてもよい |
| R5年度方針 | 原則すべての詳細設計業務でBIM/CIM活用を義務化 |
| 地質・土質調査業務 | BIM/CIM適用の対象に含まれている |
3. 過去問例
(令和5年度 第2章 問28より)
次は,国土交通省における BIM/CIM について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
- (1) BIM/CIMとは,計画・調査・設計段階から3次元モデルを導入し,その後の施工・維持管理の各段階においても,3次元モデルの情報を充実させながらこれを活用することである。
- (2) BIM/CIMで使用するモデルは,対象とする構造物等の形状を三次元で表現した3次元モデルのみで構成される。
- (3) 設計段階では,3次元モデルによる計画内容の説明を行うことにより関係者の理解が促進され,合意形成が迅速化できる。
- (4) BIM/CIMは,施工手順の確認や工程管理,資材・機材調達の効率化および安全管理の向上に対応できる。
正解:(2)
BIM/CIMモデルは「3次元モデル」+「属性情報」+「参照資料」の3要素で構成される。
4. 覚え方
| 混同しやすい事項 | 覚え方 |
|---|---|
| 3要素 | 「3次元モデルに服(属性情報)を着せて、参考書(参照資料)を添える」 |
| 属性情報と参照資料の区別 | 属性情報 = モデルに付与するデータ / 参照資料 = 機械判読できない2次元図面等 |
| フォルダ名「BIMCIM」 | 「BIM/CIMのデータは BIMCIMフォルダに入れる。ICONではない」 |
| 安全管理にも対応 | 「3Dシミュレーションで安全確認できる → 安全管理の向上にも使える」 |
5. 関連用語
- 地質リスク:BIM/CIMが普及する中で地質リスクマネジメントへの関心も高まっている
- 物理探査:BIM/CIMと組み合わせた地盤モニタリングへの活用が進む
- TECRIS:BIM/CIM業務完了時の実績登録で関連する
6. 参考文献
- 国土交通省「直轄土木業務・工事におけるBIM/CIM適用に関する実施方針」
- 国土交通省「BIM/CIMモデル等電子納品要領(案)及び同解説(令和4年3月)」
- 国土交通省「BIM/CIM適用業務実施要領」
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