プロポーザル方式
主任
0. まずここだけ覚える
- ボーリング調査はプロポーザル方式ではない(価格競争方式・総合評価落札方式)
→ 誤り選択肢として最頻出 - ボーリング調査(設計・解析用)→ 総合評価落札方式
- 価格競争方式 = 価格のみで決定(「価格点+技術点」→ 誤り)
- 総合評価落札方式(簡易型)= 実施方針のみ(技術提案は求められない)
1. 意味(一言でいうと)
技術提案書に基づいて仕様を作成するほうが最も優れた成果が期待できる業務に適用する発注方式。価格による評価を行わず、技術力のみで受注者を特定する。
国土交通省の建設コンサルタント業務等における発注方式の1つ。仕様を事前に確定できず、技術提案によって成果に大きな差が生じることが期待される業務に用いる。
2. 出題パターンと重要ポイント
章別の出題傾向
| 章 | 出題数 | 主な出題テーマ |
|---|---|---|
| 第1章 | 7 | 3方式の特徴・地質調査業務との対応 |
※出題数=令和元年度試験〜令和7年度試験の6年間に出題された数
頻繁に問われるポイント・ひっかけ
【発注方式の種類と特徴・ひっかけ一覧】
| 発注方式 | 特徴 | ひっかけ |
|---|---|---|
| プロポーザル方式 | 技術提案書で仕様を作成。価格評価なし | 「事前に仕様確定できるが差異が生じる業務」→ 総合評価落札方式(誤り選択肢) |
| 総合評価落札方式(標準型) | 技術提案+価格の総合評価 | |
| 総合評価落札方式(簡易型) | 実施方針のみ。技術提案は不要 | 「技術提案が求められる」→ 誤り |
| 価格競争方式 | 価格のみで落札者を決定 | 「価格点+技術点で決定」→ 誤り |
【地質調査業務の発注方式】
| 業務 | 発注方式 |
|---|---|
| 地質リスク調査検討 | プロポーザル方式 |
| 地質調査計画策定業務 | プロポーザル方式 |
| 軟弱地盤調査・検討(安定・沈下・液状化等) | プロポーザル方式 |
| トンネル変状調査・解析 | プロポーザル方式 |
| ボーリング調査 | 価格競争方式 or 総合評価落札方式 (プロポーザルではない) |
| ボーリング調査(設計・解析用) | 総合評価落札方式 |
3. 過去問例
(令和7年度 第1章 問12より)
次は,国土交通省の「建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式および総合評価落札方式の運用ガイドライン」に示された標準的な地質調査の発注方式事例について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
- (1) 「地質リスク調査検討業務」は,プロポーザル方式で発注される。
- (2) 「ボーリング調査(設計・解析用)」は,プロポーザル方式で発注される。
- (3) 「地質調査計画策定業務」は,総合評価落札方式で発注される。
- (4) 「軟弱地盤調査・検討(安定・沈下・液状化等)」は,総合評価落札方式で発注される。
正解:(1)
(2)は総合評価落札方式、(3)はプロポーザル方式、(4)はプロポーザル方式。
4. 覚え方
| 混同しやすい事項 | 覚え方 |
|---|---|
| プロポーザル ≠ 価格評価 | 「プロポーザル(Proposal)= 提案で勝負。値段は関係ない」 |
| ボーリングはプロポーザルではない | 「ボーリングは仕様が確定できる → プロポーザル不要」 |
| 簡易型は技術提案なし | 「簡易 = 簡単 → 実施方針だけで OK、技術提案は不要」 |
| 価格競争 = 価格のみ | 「価格競争は名前の通り、価格だけで競う」 |
5. 関連用語
- TECRIS:プロポーザル方式・総合評価落札方式の業務実績を登録するシステム
- 地質調査業者登録規程:発注の前提となる業者登録制度
- 品質マネジメントシステム:プロポーザル評価における品質管理能力の根拠
6. 参考文献
- 国土交通省「建設コンサルタント業務等におけるプロポーザル方式及び総合評価落札方式の運用ガイドライン」
- 国土交通省「公共工事の入札契約方式の適用に関するガイドライン(令和4年3月改正)」
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