試験の傾向と予想問題について記事を作りました
資格試験

【令和7年度試験対策】地質調査技士〈第1章〉直近5年分の傾向分析+予想問題10問

主任

こんにちは!主任と申します!

この度、令和7年度地質調査技士資格検定試験を受験される方を対象とした試験対策記事を作成しました

今回この記事は、現場技術・管理部門「第1章(社会一般、行政、入札契約等)」の過去5年分(令和元年度〜令和6年度)の出題傾向とその対策をまとめています

具体的には直近5年間の試験で出題された似通った問題やカテゴリを整理し、頻繁に出題されている問題、カテゴリを整理しています

  • 試験でどのような問題が頻繁に出題されているのか
  • 傾向に対してどのような対策が必要なのか 

など知りたい方には有益な情報を提供できると思います

また、試験の傾向から令和7年度試験に出題される可能性が高いカテゴリを盛り込んだ当サイトオリジナルの「試験予想問題10問(解説付き)」を作成しました(PDFデータのダウンロードもできます)

あくまで試験傾向から考えられる予想であるため、

「必ず出題される!」「これだけしておけば大丈夫!」

と約束できるわけではありませんが、試験に出題されてもおかしくない質の高い問題が作れたと自負しています

試験の傾向については現場技術・管理部門を受験する方を対象としたものになっていますが、現場調査部門を受験する方にも役立つ内容になっていると思います

第1章については、「直近5年分の試験問題傾向」を無料公開、「予想問題」を有料公開としています

第2章〜第6章についても今後記事を作成・公開予定ですが、そちらについては全て有料公開とする予定です

予めご了承いただけますようお願いいたします

免罪事項:

本記事に掲載されている出題傾向および予想問題は、過去の出題実績や公開情報をもとに、当サイトが独自に分析・作成したものです。実際の試験内容との一致や的中を保証するものではありません。

一部の問題や解説文の作成においては、AI(人工知能)による自動生成・補助を用いています。内容の正確性には十分配慮しておりますが、誤りや不適切な表現が含まれる可能性もございます。必ずご自身でも確認のうえ、学習の参考資料としてご活用ください。

また、制度変更や試験実施機関による方針変更などにより、記事内の情報が古くなる場合があります。最新情報については、必ず公式機関等の発表をご確認ください。

本記事を利用したことにより発生したいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いかねます。

なお、本記事の内容(文章・画像・図表・問題・解説など)の無断転載・複製・共有・転売は固く禁止しております。

第1章(社会一般、行政、入札契約等)の傾向と対策

直近5年分の試験問題傾向

2019年度(令和元年度)〜2024年度(令和6年度)に出題された第1章(社会一般、行政、入札契約等)の試験問題を下記の通り表でまとめました

似通った問題やカテゴリ毎で色分けをしています

※「ダウンロード」からPDFデータをダウンロードすることができます

上の表からカテゴリ毎で出題回数をグラフ化したものが以下になります

※「ダウンロード」からPDFデータをダウンロードすることができます

これらの表・グラフから過去5年間の試験問題傾向を読み取り、出題頻度別(非常に高い、そこそこ高い、低いが今後出題される可能性が高い)で整理しました

出題頻度:非常に高い(5回以上出題/5年間)

まずは、5年間で5回以上の出題があったカテゴリについてです

下表にカテゴリ毎で要点や抑えておきたいポイントをまとめています

カテゴリ出題回数
(5年間)
内容
公共土木設計業務等標準委託契約約款11回・毎年必ず1問はこの約款からの出題がある。
・多い年は3問出題されることも。
・著作物の譲渡等に関する出題が多い。
地質調査技士資格5回・毎年第1問目に出題される傾向がある。
・登録更新手続きに関する出題が多い。
・近年は、資格がどのように活用されるかを問う問題も出題されている。
技術者倫理、倫理綱領、地質調査技士の行動指針5回・毎年1問は出題される傾向がある。
(第2問目や第3問目に出題)
・全地連の倫理綱領は必ずチェックが必要。
マニフェスト、廃棄物処理5回・毎年1問は出題される傾向がある。
(第7問目や第8問目に出題)
・マニフェストの交付や廃棄物処理法に関する出題が多い。
品質マネジメントシステム5回・毎年1問は出題される傾向がある。
(第8問目や第9問目に出題)
・この規格の適用範囲や目的を問う問題が多い傾向にある。
発注方式
(プロポーザル、総合、価格)
5回・毎年1問は出題される傾向がある。
(第12問目や第13問目に出題)
・各発注方式の違いについて問う問題が多い。

これらについては5年間毎年1問は出題されているため、それぞれの要点は必ず押さえておくことをオススメします

特に「公共土木設計業務等標準委託契約約款」からの出題が多く、著作物の内容については要チェックです

出題頻度:そこそこ高い(3回以上出題/5年間)

続いて、5年間で3回以上出題されたカテゴリについてです

カテゴリ出題回数
(5年間)
内容
土壌汚染状況調査、土壌汚染対策法4回・ほぼ毎年出題(2021年度試験以外で出題)。
・調査の実施方法や特定有害物質に関する出題が多い。
TECRIS(テクリス)4回・ほぼ毎年出題(2024年度試験以外で出題)。
・テクリス登録のタイミング(受注時、変更時、完了時)を問う問題が多く出題。
・業務概要の文字制限(500字以内)、業務キーワードの登録上限数(10個)等具体的な数値を問う問題も出題される傾向にある。
CPD3回・毎年ではないものの、ここ3年間連続で出題されている。
 (出題頻度は増加傾向)
・CPDの目的、活用の場(入札要件や技術者の評価)に関する出題が多い。
国土地盤情報データベース3回・ここ2年間は出題されていないものの、2019年度〜2022年度試験では3年連続で出題。
 (出題頻度は減少傾向)
・検定及び登録に必要となる地盤情報(ボーリング柱状図、土質試験結果一覧表)や費用についてに問う問題が多く出題されている。
大深度地下使用法3回・毎年ではないものの、令和7年度試験においても出題される可能性は十分にある。
・法律の対象となる地域や事業、損失があった場合の補償に関する出題が多い。
地質調査業者登録規程3回・ここ2年間は出題されていないものの、2019年度〜2022年度試験では3年連続で出題。
 (出題頻度は減少傾向)
・地質調査業者の登録がなくても地質調査業の営業を行えるかを問う問題が多い。
 (登録がなくても営業を行うことができる)
・現場管理者と技術管理者の兼任が可能であるかを問う問題も多い。
 (兼任することはできない)
地質調査業の産業分類、
日本標準産業分類
3回・毎年ではないものの、令和7年度試験においても出題される可能性は十分にある。
・日本標準産業分類において地質調査業は建設業に位置付けられないので注意。
(地質調査業は「学術研究、専門・技術サービス業」に位置づけられる)
守秘義務3回・毎年ではないものの、ここ3年間連続で出題されている。
(出題頻度は増加傾向)
・常識的な問題が多い。
・基本的に発注者から得た情報は同意や指定、承諾がなければ外部に公表してはいけない。

これらについては毎年出題されているわけではありませんが、出題が増加傾向のもの(CPDや守秘義務)については特に要点をチェックしておくことをオススメします

出題頻度:低いが、今後出題される可能性が高いもの(2回以下出題/5年間)

最後に、出題頻度は5年間で2回以下であるものの、今後出題される可能性が高いと考えられるものを整理しました

カテゴリ出題回数
(5年間)
内容
公共工事の品質確保の促進に関する法律(品確法)2回・出題頻度は低め
・ただし、令和6年6月に改正されており、出題される可能性が高い。
・改正のポイントについてを問う問題が出題される可能性あり。
BIM/CIM2回・出題頻度は低いが、ここ2年間連続で出題されている。
・最新の国交省におけるBIM/CIMの動向について問う問題が出題される傾向にある。
(令和6年度試験であれば、令和6年4月現在の動向が出題されている)
第5次社会資本整備重点計画2回・出題頻度は低め
・ただし、計画の期間が令和7年度までであることから、令和7年度試験が最後の出題となる可能性が高い。
宅地造成及び特定盛土等規制法(盛土規制法)1回・出題は2024年度(令和6年度)のみ
・ただし、令和4年に公布され、令和5年に施行された比較的新しい法律であることから、今後も出題される可能性は十分ある。
・法律が公布されることとなった背景(令和3年7月、静岡県熱海市で発生した土石流災害の発生)は把握しておくこと。

これらは出題頻度が低めではありますが、どれも今後出題される可能性が高いと考えられます

特に、品確法(公共工事の品質確保の促進に関する法律)は令和6年に改正されていることもあり、令和7年度試験に出題されやすいと考えられます

改正の概要やポイントは押さえておくことをオススメします

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ルーくんの奴隷/web制作
主任と申します!本業である建設コンサルタントの仕事をしつつ、サイト「ReStudy」の運営をしています。今まで培った知識をもとに資格試験の解説記事などを製作しています。 Xでは我が家の癒しであるルーくん(猫)の投稿ばかりしています。

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