【令和8年度試験対策】地質調査技士〈第1章〉試験傾向を徹底分析(直近6年分)
こんにちは、ReStudyの主任です。
このページでは、2019年度と2021〜2025年度の6年分・合計96問のデータから、第1章(社会一般・行政・入札契約等)の出題傾向を読み解き、令和8年度試験に向けた最短ルートの学習戦略をお伝えします。
第1章は、他の章と比べて「制度・行政・契約・品質」など範囲が広く、暗記に頼ると際限がなくなりがちです。ですが、数字を丁寧に見ていくと“出題の型”がかなり固定化されていることが分かります。
これからの学習は、「何を捨て、何を押さえるか」を明確にしたほうが、結果的に合格に近づきます。
1. 年度別:各問題のテーマ一覧(令和元年度・令和3〜7年度)
以下の表は、年度ごとに第1章の各問題テーマを一覧化したものです。
似通った問題やカテゴリ毎で色分けをしているので、「どの問で何が出たか」を一目で確認でき、出題の並びのクセや毎年の入れ替わりが把握しやすいかと思います。
ただ、この表だけでは試験の出題傾向や令和8年度試験に何が出題される可能性が高いかなど分かりづらいと思います。
次の章からは上記の表や過去問データをフルに活用し、導き出された試験傾向の分析結果について整理したいと思います。
2. 全体像:毎年16問、文章判断がほぼすべて

直近6年(2019、2021〜2025)を集計すると、合計96問。毎年16問で安定しています。
出題形式は以下のとおりです。
- 文章判断:91問(約95%)
- 空欄補充:3問(約3%)
- 図表読解:2問(約2%)
つまり、第1章はほぼ文章判断で決まるということです。
暗記の量よりも、「条文や制度の“言い回し”を正しく判断できるか」が勝負になります。単語を丸暗記するより、用語の目的・適用範囲・運用上のポイントを文章で説明できる状態が理想です。
3. 大分類の比率:上位3領域で約6割

ここでいう大分類とは、第1章の出題テーマを最も大きな枠組みで分けた分類です。
(例:発注・契約・仕様書/法令・制度 など)
大分類(6区分)の出題比率を合計96問で見ると、以下の順になります。
- 発注・契約・仕様書:21問(21.9%)
- 法令・制度(防災・国土・建設):18問(18.8%)
- 品質・デジタル・情報:17問(17.7%)
- 資格・登録・業界:15問(15.6%)
- 倫理・CPD・コンプライアンス:14問(14.6%)
- 環境・廃棄物・土壌:11問(11.5%)
上位3領域だけで約58%を占めています。
この3領域(発注・契約・法令制度・品質デジタル)を固めるだけで、第1章の得点が安定する構図です。
4. 毎年出る“定番テーマ”がある

次に、小分類について整理します。
小分類は、大分類をさらに細かく分けた具体テーマです。
(例:発注・契約の中の「標準委託契約約款」「発注方式」など)
ここでは、過去6年間の頻出小分類TOP10を示します。
(右の数値は過去6年間の出題回数)
- 地質調査技士資格(制度・活用):6回
- 廃棄物処理法・マニフェスト:6回
- 品質マネジメントシステム(QMS):6回
- 標準委託契約約款(公共土木設計業務等):6回
- 発注方式(プロポーザル・総合評価・価格):6回
- 土壌汚染対策法(調査):5回
- TECRIS(テクリス):5回
- 産業分類(日本標準産業分類):4回
- CPD(継続教育):4回
- 守秘義務(コンプライアンス):4回
これらは、いわゆる“落とせない定番”です。
学習の優先順位で言えば、まずここから着手してください。
特に「契約約款」「発注方式」「QMS」「廃棄物処理法」は、言葉の定義だけでなく“運用の流れ”を問う文章判断が多いため、短い暗記で済むテーマではありません。
5. 直近2年間で“初登場”した小分類

直近2年間(令和6年度・令和7年度)で初めて確認されたテーマもあります。
いずれも初登場年に1回の出題ですが、制度改正や実務トレンドの反映で今後も出題される可能性があります。
- 主任技術者の資格要件(令和6年度 初登場/1回)
- 市場動向(地質調査関連)(令和6年度 初登場/1回)
- 盛土規制法(令和6年度 初登場/1回)
- 設計業務等共通仕様書(打合せ等)(令和7年度 初登場/1回)
- 電子納品(オンライン)(令和7年度 初登場/1回)




