【令和8年度試験対策】地質調査技士〈第6章〉試験傾向を徹底分析(直近6年分)
こんにちは、ReStudyの主任です。
このページでは、2019年度と2021〜2025年度の6年分・合計60問のデータから、第6章(管理技法)の出題傾向を読み解き、令和8年度試験に向けた最短ルートの学習戦略をお伝えします。
第6章は、安全管理・法令手続き・気象対応・積算・試料管理・火薬類保安など、実務の管理判断に直結する論点が集中する章です。
範囲がバラけて見えますが、数字を追うと出題の軸はかなり固定化されています。
つまり、よく出る枠を先に固めれば、短期間でも得点を安定させやすい章です。
1. 年度別:各問題のテーマ一覧(令和元年度・令和3〜7年度)
以下の表は、年度ごとに第6章の各問題テーマを一覧化したものです。
似通った問題やカテゴリ毎で色分けをしているので、「どの問で何が出たか」を一目で確認でき、出題の並びのクセや毎年の入れ替わりが把握しやすいかと思います。
ただ、この表だけでは試験の出題傾向や令和8年度試験に何が出題される可能性が高いかなど分かりづらいと思います。
次の章からは上記の表や過去問データをフルに活用し、導き出された試験傾向の分析結果について整理したいと思います。
2. 全体像:毎年10問、文章判断が中心
直近6年(2019、2021〜2025)を集計すると、合計60問。毎年10問で安定しています。
出題形式は以下のとおりです。
- 文章判断:51問(約85%)
- 図表読解:6問(約10%)
- 空欄補充:3問(約5%)
第6章は、6章中でも特に文章判断への比重が高い章です。
「用語を知っているか」だけでなく、法令の条件・安全管理の基準・手続きの主体を文章で判別できるかが得点差になります。
3. 大分類の比率:上位3領域で約55%(同率を含むと約72%)
ここでいう大分類とは、第6章の出題テーマを最も大きな枠組みで分けた分類です。
(例:法令・資格・手続き/試料・試験・薬品管理 など)
第6章の大分類は6区分。合計60問の内訳は次のとおりです。
- 試料・試験・薬品管理:13問(21.7%)
- 法令・資格・手続き:10問(16.7%)
- 作業安全管理:10問(16.7%)
- 物理探査・火薬類保安:10問(16.7%)
- 業務管理(工程・積算):9問(15.0%)
- 気象・環境安全:8問(13.3%)
上位3領域で55.0%ですが、3位が同率で並ぶため、実質的には上位4領域で71.7%を占めます。
特に「試料・試験・薬品管理」と「安全系(法令・作業・保安)」をセットで押さえるのが第6章の最短ルートです。
4. 毎年出る“定番テーマ”がある
次に、より具体的な小分類の頻出テーマを整理します。
以下は頻出小分類TOP10です(かっこ内は6年間の出題回数)。
- 物理探査現地作業の保安(6)
- 安全衛生の資格・教育・選任(5)
- 気象警報・情報(5)
- 試薬・薬品の安全管理(5)
- 実施工程図・工程管理(4)
- 積算基準・構成・留意事項(4)
- 試料取扱い・調製(4)
- ボーリング作業安全(3)
- 土壌汚染調査の安全対策(3)
- 火薬類の法令・許可・安全(3)
第6章は「毎年同じ1テーマが固定」というより、安全・保安・管理の同系統テーマが繰り返し出るタイプです。
特に「物理探査現地作業の保安」は6年間で5年に出題されており、準固定枠として優先度が高いです。
問題例(小分類ベース)
以下は、過去実際に出題された問題です。どういう形で出題されているか感覚を掴んでもらえればと思います。
- 物理探査現地作業の保安(2025年度(令和7年度)・問100)
「次は,物理探査の現地作業での保安事項について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。」
- 安全衛生の資格・教育・選任(2025年度(令和7年度)・問91)
「次は,労働安全衛生法で指定されている技能講習の受講で従事可能な作業を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。」
- 気象警報・情報(2025年度(令和7年度)・問95)
「次は,気象情報の入手方法について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。」
- 試薬・薬品の安全管理(2025年度(令和7年度)・問98)
「次は,危険物の取扱手順のうち,塩酸および硝酸を使用する際の安全作業指針について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。」
- 実施工程図・工程管理(2025年度(令和7年度)・問94)
「次は,地質調査業務で用いられる実施工程図について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。」
- 積算基準・構成・留意事項(2024年度(令和6年度)・問95)
「次は,地質調査業務の積算の考え方について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。」
5. 直近2年間で“初登場”した小分類
直近2年間(令和6年度・令和7年度)で初めて登場した小分類は以下です。
- 安全管理一般(リスク/アルコール)(令和6年度 初登場/2回)
新規テーマは多くありません。
第6章は、新顔を大量投入するよりも、既存の定番テーマを切り口を変えて出す傾向が強めです。




