【令和8年度試験対策】地質調査技士〈第3章〉試験傾向を徹底分析(直近6年分)
こんにちは、ReStudyの主任です。
このページでは、2019年度と2021〜2025年度の6年分・合計228問のデータから、第3章(現場技術の知識)の出題傾向を読み解き、令和8年度試験に向けた最短ルートの学習戦略をお伝えします。
第3章は、ボーリング施工、試料採取、原位置試験、室内試験、物理探査、孔内検層など、現場での判断と技術の基礎が詰まった章です。
範囲が広いぶん「全部やると終わらない」典型ですが、数字を丁寧に見ると“よく出る枠”がはっきり固定化されていることが分かります。
つまり、押さえるべきところを押さえれば、かなり高い確率で点が取れる章です。
1. 年度別:各問題のテーマ一覧(令和元年度・令和3〜7年度)
以下の表は、年度ごとに第3章の各問題テーマを一覧化したものです。
似通った問題やカテゴリ毎で色分けをしているので、「どの問で何が出たか」を一目で確認でき、出題の並びのクセや毎年の入れ替わりが把握しやすいかと思います。
ただ、この表だけでは試験の出題傾向や令和8年度試験に何が出題される可能性が高いかなど分かりづらいと思います。
次の章からは上記の表や過去問データをフルに活用し、導き出された試験傾向の分析結果について整理したいと思います。
2. 全体像:毎年38問、文章判断が中心

直近6年(2019、2021〜2025)を集計すると、合計228問。毎年38問で安定しています。
出題形式は以下のとおりです。
- 文章判断:171問(約75%)
- 図表読解:41問(約18%)
- 空欄補充:16問(約7%)
第3章は文章判断が中心ですが、図表読解の割合が約2割近くあるのが特徴です。
つまり、暗記だけで戦うと「図表で落とす」パターンが起きやすい章です。
文章判断は「用語の意味」と「条件の違い」を押さえれば安定しますが、図表読解は“見て判断する型”がないと失点しやすいので、意識的に対策する必要があります。
3. 大分類の比率:上位3領域で約6割

ここでいう大分類とは、第3章の出題テーマを最も大きな枠組みで分けた分類です。
(例:ボーリング施工・管理/室内試験/観察・記録 など)
第3章の大分類は9区分。合計228問の内訳は次のとおりです。
- 観察・記録・成果:49問(21.5%)
- ボーリング施工・管理:41問(18.0%)
- 室内試験(土・岩・材料):40問(17.5%)
- 物理探査(地表・海上):24問(10.5%)
- 孔内物理検層・ボアホール計測:22問(9.6%)
- 原位置試験(地盤):20問(8.8%)
- 地下水・透水・水理:13問(5.7%)
- サンプリング・コア採取:13問(5.7%)
- 環境・汚染調査:6問(2.6%)
上位3領域(観察・記録/ボーリング施工/室内試験)だけで57.0%を占めます。
つまり、この3領域を固めるだけで第3章の過半数が拾える構図です。
ここが第3章の最大の特徴であり、最短合格ルートの核心です。
4. 毎年出る“定番テーマ”がある

次に、より具体的な小分類の頻出テーマを整理します。
小分類は、大分類をさらに細かく分けた具体テーマです。
(例:ボーリング施工・管理の中の「掘削ツール・マシン」「作業計画」など)
以下は頻出小分類TOP10です(かっこ内は6年間の出題回数)。
- 土の分類・状態(16)
- 岩石試験(強度・速度・スレーキング)(13)
- 柱状図・N値・標題欄/記録(11)
- 土の物理試験(11)
- コア観察・風化/岩盤性状(9)
- 埋設物・試掘・事故対策(8)
- 露頭・層序・特殊土(8)
- 土の力学試験(せん断・三軸等)(8)
- 作業計画・着手前確認/給水(7)
- 標準貫入試験(SPT)(7)
上位10テーマだけで全体の約43%を占めます。
さらに上位5テーマだけでも約26%を占めるため、
“定番テーマの精度=得点の安定度”と言い切ってよい章です。
また、6年すべてに登場した小分類は以下の3つだけです。
- 土の分類・状態
- 掘削ツール・マシン/ポンプ
- 岩石試験(強度・速度・スレーキング)
この3つは「毎年必ず出る核」と捉えてよく、ここを落とすと第3章の得点は安定しません。
逆に、ここを固めるだけで、初見問題が混ざっても十分に耐えられます。
5. 直近2年間で“初登場”した小分類

直近2年間(令和6年度・令和7年度)で初めて登場したテーマは以下です。
- 岩盤透水(注水・水位回復法)(令和6年度 初登場/1回、令和7年度 1回)
- 電子成果品・フォルダ構成(令和7年度 初登場/1回)
新テーマは少数ですが、出たら落としやすい分野でもあります。
特に電子成果品は実務の標準化と結びつくテーマであり、今後も継続出題される可能性があります。
「出たら取る」を目標に、最低限の用語整理と手順理解を持っておきましょう。




